週刊アフリカビジネス674号(2023年12月4日号)
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関西ペイントが、アフリカ事業のアクゾノーベルへの売却を取りやめ、事業を継続すると発表しました。カンペとアクゾは南アフリカや東アフリカでシェア1位、2位を争っており、競争当局がこのM&Aを承認しませんでした。両社合意のもと株式譲渡契約を撤回しました。
売却発表直前の2022年3月期に、関西ペイントのアフリカ事業は黒字化しましたが、皮肉なことに2023年3月期、そして来年3月とも、東アフリカでは売上好調、南アフリカの利益率も改善し、売上420億円、EBITDAで55億円が見込まれています。EBITDAマージンはカンペにとって日本の次に大きいインド市場よりもよい数値で、インドは4割がスズキ向けなど利益率が高い自動車塗料であることを考えると、アフリカはけっこう/かなり良い結果なのではと思います。ぜひ続けてほしいところですが・・・
トヨタグループのジェイテクトのケニア支店開設や、テルモの南アでの現地法人設立など、日本企業のニュースも多く取り上げています。