David Shepardson

[ワシントン 14日 ロイター] - 米ホワイトハウスは14日、温暖化ガス排出の大幅削減に向け、連邦政府職員に対し、出張の際にできる限り電気自動車(EV)や鉄道を利用するよう通知した。

移動距離が250マイル(402キロ)以下で航空機利用より安い場合は鉄道を使うよう促したほか、出張に自家用車の使用を避けるよう求めた。

昨年の政府職員の出張費用は28億ドル、利用した航空便は280万便超、レンタカー利用は230万台、鉄道利用の出張は3万3000回だった。ホワイトハウスによると、連邦政府による温暖化ガス排出量の1.8%を出張が占めている。

ホワイトハウス環境諮問委員会のブレンダ・マロリー委員長は、「連邦政府は納税者のために節約し、温暖化ガス排出を削減し、EV産業を強化していく」と述べた。

ホワイトハウスは8日、連邦政府はこれまでに、ゼロエミッション(排出量ゼロ)車1万4000台を購入するとともに、充電拠点

5500カ所を設置したと説明した。

政府の所有車両は65万台を超え、年間約5万台を購入している。