Nick Carey

[ロンドン 12日 ロイター] - 調査会社ロー・モーションによると、11月の世界の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は前年同月の110万台から140万台に増え、月間の過去最高を更新した。

北米と中国の好調な販売が欧州の不振を打ち消した。

11月は販売台数全体のうちEVが70%、PHEVが30%をそれぞれ占めた。

地域別では、中国が前年同月比25%増加、北米が43%増えた半面、欧州では3%減った。

欧州の落ち込みは、2022年末にドイツで政府補助金削減前の駆け込み需要があったため販売台数が伸びた反動が影響しているという。

ロー・モーションのデータ責任者、チャールズ・レスター氏はロイターに対し「景況感の悪化にもかかわらず、販売台数は引き続き伸びており、12月も好調を維持するとみている」と述べた。

EVの販売台数は何年も伸びが加速してきたが、欧州などの市場では消費者が2─3年先のより良い、より安価な車種の発売を待つため、需要が鈍化に向かうと懸念する自動車メーカーもある。

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