【オフィスの未来】みんなが活躍する場所のつくりかた
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コロナ禍を経て一つの場所に留まらないハイブリッドな働き方が一般化しているなかで、どのように働くかだけではなく「どこで働くか」は
非常に重要な指標になりつつあると感じています。
普段自身のオフィス環境について深く考えることはあまりありませんでしたが、コミュニティ形成の場やDXの推進など、オフィスの価値はあらゆる要素をもとに創造されており、働く場所の重要性が高まりを見せているなかで、今後は更にその価値を生み出していくことの意義が求められていくことを実感しました。働き方が変化する一方、「働く場所」の変化も求められます。リモートに適した環境だけではなく、地域と関係性や働く人たちの居心地や仕事だけではない価値観などの提供も変化してきます。今回取材した鉃鋼ビルディングでは、約74年という歴史を持ちながら時代に合わせた取り組みを行ない、地域の自生植物が栽培や、働く人だけでなくさまざまな人が活躍できる場所としてコンサートや展示などをはじめとした取り組みを積極的に行なっています。
普段はオフィスビル自体の活動や取り組みに目を向けることは少ないですが、こうした「働く」という視点以外での環境整備も今後オフィスビルに求められる価値の一つとして重視されると思います。「働く」以外の価値観を提供するオフィスビルという発想は、とても興味深いと思いました。
近年、働き方は多様化しており、オフィスで働くだけでなく、自宅やカフェなどで働く人も増えています。そうした中で、オフィスビルには、単なる働く場所というだけでなく、地域コミュニティの拠点としての役割も求められるようになってきています。
鉃鋼ビルディングは、地域の自生植物を栽培したり、コンサートや展示などのイベントを開催したりするなど、地域とのつながりを深め、地域の人々が集う場所づくりに取り組んでいます。こうした取り組みは、働く人にとってのモチベーション向上や地域コミュニティの活性化にもつながるものであり、今後ますます重要になっていくのではないでしょうか。
