[4日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」の減産について、必要な場合は来年第1・四半期以降も「絶対に」継続できると述べた。ブルームバーグが4日報じた。

OPECプラスは11月、来年初に日量約220万バレルの自主減産を実施することで合意した。

アブドルアジズ氏は、一部で最大日量170万バレルの在庫増が予想される中、OPECプラスは今回の会合に先立ち、在庫増加の可能性について分析するよう指示を出していたと言及。先週合意された減産は、在庫増の相殺するに十分との考えを示した。

ロシアについては、輸出削減よりも減産を望むとしながらも、ロシアが冬季に減産を実施するのは困難との認識から、OPECプラスはタンカー追跡会社5社にロシアと協力して毎月のロシアの出荷を監視するよう要請したと明らかにした。