Andrew Hay

[2日 ロイター] - 2024年米大統領選で、激戦州のイスラム教徒米国人団体指導者は2日、イスラエルのガザ戦争支持を巡ってバイデン大統領の再選に反対すると述べた。ただ、代替候補は決まっていないという。

「米イスラム関係評議会(CAIR)」ミネソタ支部のディレクター、ジェイラニ・フセイン氏はミシガン州ディアボーンで記者会見し、代替候補について「(共和党候補指名争いでトップを独走する前大統領の)トランプ氏を支持しているわけではない」と述べ、選択肢は2つではなく、多くあると言うにとどめた。組織内で他の候補者に対する聞き取り方法を決めるという。

また、フセイン氏はこれはCAIRの見解ではなく、個人的な見解だと断った。

ミネソタ州のイスラム教徒米国人がバイデン氏に10月31日までの停戦を求めるよう要請したことから始まった「#AbandonBiden(バイデンを見限ろう)」キャンペーンは、ミシガン、アリゾナ、ウィスコンシン、ペンシルベニア、フロリダの計6州に広がった。

バイデン氏はイスラエルには自衛の権利があると述べている。

最近の世論調査によると、アラブ系米国人のバイデン氏支持率は2020年の過半数から17%に急落している。