[ロンドン 1日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチが1日発表したリポートによると、11月は株式60%・債券40%ポートフォリオのリターンが30年ぶり高水準となった。

伝統的ポートフォリオである同割合でのリターンは9.6%でソ連が崩壊した1991年12月以来の高水準。ただ「高リターンを記録した翌月は揺り戻しがくる」と慎重な見方を示し、92年第1・四半期のリターンはマイナス3.2%だったと指摘した。

11月の先進国の株価動向を示す「MSCI全世界指数」は前月比9%上昇し、20年11月以来の大幅伸びを示した。米指標10年債利回りは52ベーシスポイント(bp)低下し2011年以来の大幅低下となった。

EPFRのデータを利用した11月29日までの週間ファンド調査によると、キャッシュは75億6000万ドル、債券は37億ドル、株式は26億ドルの流入となった。高利回り債への4週間の流入は2020年6月以来の流入となった。