Hyonhee Shin

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国統計庁は1日、2022年の韓国人の平均寿命が21年の83.6歳より0.9歳短い82.7歳だったと発表した。平均寿命が縮むのは1970年の統計開始以降初めて。新型コロナウイルス感染症関連の死亡が増えたことが原因。

統計庁によると、新型コロナによる昨年の死者は37万人余りで、死亡原因の3番目だった。新型コロナ感染症がなかったら、昨年の平均寿命は0.1歳伸びていたという。

経済協力開発機構(OECD)は先月、加盟国39カ国の平均寿命が2019年から21年の間に0.7歳短くなったと発表した。新型コロナによる21年の死者が死者全体の7%を占め、平均寿命は28カ国でコロナ禍前の水準を下回った。

日本でも新型コロナが原因で、22年の平均寿命は2年連続で前年を下回った。