[深セン(中国) 2日 ロイター] - 中国の保健当局者は2日、急増している呼吸器疾について、既知の病原体によるもので新たな感染症の兆候はみられないと説明した。

中国の呼吸器疾患の増加は、世界保健機関(WHO)が先週中国に詳細な報告を求めたことで注目を浴びた。

国家衛生健康委員会は記者会見で、小児科外来の開設と高齢者および子どものインフルエンザワクチン接種を増やすよう努めるとする一方、マスク着用と手洗いを推奨した。

中国の医師や海外の専門家は中国での呼吸器疾患増加について、新型コロナウイルス対策の緩和後に多くの国で同様の傾向がみられることから、警戒を呼びかけてはいない。