[モスクワ/ヘルシンキ 29日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は29日、フィンランドがロシアとの国境に軍隊を「集中」させる決定をすれば、ロシアはそれを脅威とみなすだろうと述べた。

ポーランド国家安全保障局のヤチェク・シウィエラ局長は、28日遅く、短文投稿サイト「X」(旧ツイッター)への投稿で、ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるフィンランドに軍事顧問団を派遣すると述べた。

フィンランドは29日、ポーランドの申し出は承知していないと述べた。

ペスコフ報道官は記者団との電話会談でこれについて質問され、「フィンランドとの国境に脅威はないのだから、これは全くむだな措置だ。フィンランドは、こうした措置はロシアにとって脅威となると明確に認識しなければならない」と述べた。