Doina Chiacu

[ワシントン 29日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は29日、米国内で反ユダヤ感情が高まる中、イスラエル政府の行動をユダヤ系米国人の責任とみなさないよう警告した。シューマー氏はユダヤ系。

ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で「多くの米国民がユダヤ人に対して感じていた連帯感や同情は『他のより不穏な声』に取って代わられた。現在、あまりにも多くの米国民がイスラエルに反対する主張を利用し、暴力的な反ユダヤ主義に向かっている。この憎悪の高まりが常態化し、激化することこそ、多くのユダヤ人が最も恐れる危険だ」と記した。

米国における反ユダヤ主義関連の事件は、10月7日に武力衝突が起きて以降の2週間余りで約400%増加した。