[ロンドン 24日 ロイター] - 欧州各地では年末商戦が本格化する24日のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)に、米アマゾン・ドット・コムに対する倉庫労働者のストライキなどの抗議行動が計画されており、商品の配送に影響が出る可能性がある。

アマゾンは今年、11月17─27日の10日間をセール期間としている。

同社にとって2番目に大きい市場であるドイツの5カ所の発送センターでは労働者が集団労働協約を求め、24日午前0時から24時間ストを実施する。統一サービス産業労働組合(ベルディ)が明らかにした。

同社ドイツ拠点の広報担当者は、労働者には時給14ユーロ(15.27ドル)を上回る初任給に諸手当を加えた適正な給与を支払っているとコメント。ブラックフライデーに商品の配送をスケジュール通り行うとした。

英労働組合GMBによると、英中部コベントリーのアマゾン倉庫労働者1000人以上が賃金を巡り24日にストを行う。

フランスでは反グローバル化組織ATTACがアマゾンの宅配ロッカーにポスターやテープを貼るよう活動家らに呼びかけており、配達員や顧客がロッカーを開けられなくなる可能性がある。

イタリア労働総同盟(CGIL)やスペイン労働者委員会(CCOO)もストなどを呼びかけている。