Jonathan Stempel

[21日 ロイター] - 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は21日、自ら率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイの株式約8億6600万ドル相当を親族が運営する4つの慈善団体に寄付したと発表した。

バークシャーが規制当局に提出した書類によると、バフェット氏は同社B株150万株を、最初の妻(すでに死去)の名前を冠する財団に、さらにB株90万株を自分の子どもたちが運営する3つの慈善団体に譲渡した。

バフェット氏は昨年の同じ時期にもこれらの財団にバークシャー株7億5900万ドル相当を寄付している。

同氏はまた、株主に書簡を送り、自身の資産の99%強を死後に慈善事業に寄付すると改めて表明した。

「93歳になり、気分は良いが、延長戦に入っていることは十分認識している」と述べた。

フォーブス誌によると、バフェット氏の個人資産は1205億ドルと、世界の長者番付で5位。バークシャーの最高経営責任者(CEO)である同氏は既に、グレッグ・アベル副会長を後継者に指名している。