オートデスクが提唱する「アウトカムベースBIM」とは
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記事の中でNicholas Mangon氏は「アウトカムベースBIMとは、プロジェクトの目的や基準をアウトカムとして事前に定義し、それに基づいて計画・設計・施工・運営の各段階でアセットやデザインを効率的かつ効果的に生成するアプローチである。」と発言している。
ここで重要なのは、「プロジェクトの目的や基準をアウトカム」として、そのアウトカムを実現するためのBIMと言っており、日本でよく言われる「生産性向上」のようなことが目的ではないこと。日本では2024年4月から働き方改革関連法の建設業適用があり(2024年問題)、BIMも含めたDXの目的に「生産性向上」が主に取り上げられるが、本来はそこがメインではなくあくまでも経営上のPGI/KPIやプロジェクトの指標に重ねてBIMの目的を定めるべきだと考えています。
BIMのアウトプットをどうアウトカムに活かすのかがポイントです。
生産性向上に囚われているのは、日本の建設業界だけなのです。