【クチコミ分析】人事評価で「社員が幸せになる会社」の条件
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注目のコメント
「人事制度に魔法の杖なし」
データとコメントを提供したOpenWorkの大澤です。人事制度に関するクチコミも多く投稿されており、この数年で評価の上がった会社・下がった会社を調べてみました。
本企画の1日目にもみなさま口を揃えて仰っていましたが、「人事制度の形自体に絶対解はない」というのが発見であり、ジョブ型だろうがコンピテンシーだろうが、「コミュニケーション・納得感がなければ従業員の離反を産むだけ」でした。
HRtechが普及するなか、経営が伝えたいメッセージではなく、タレントマネジメントシステムの型に合わせて人事制度の運用が機械的に行われている会社が増えているように感じます。システムへの投資・HRデータの収集も大切ですが、「人事や評価者・被評価者トレーニングへの投資、文化やコミュニケーションへの投資」も同時に進める必要があると感じました。ストレートトークやフィードバックイズギフトという言葉とともに考え方が定着し、ビジネスや相手の成長のための風通しが良くなっている、という、風土が浸透しているのは素晴らしいことだと思いました。
直接的な意見ができず風通しの悪い職場もありますが、こうした風潮はかなり変わってきています。企業や従業員の成長のためにはコミュニケーションが必要であるという認識が広まったからでしょう。
また、このように企業ランキングの記事になるということは、会社の人事の事情は外にも明らかになると捉え、制度改定だけではなく風土改革にもより積極的になる方がよいと感じました。「人事評価革命」特集3日目は、直近で「人事評価の納得度が高まった企業」ランキングのトップ企業・ワースト企業から、その特徴を分析しました。トップとワースト、比べてみると実は「裏返し」の共通点がある──というお話が興味深かったです。
詳しい説明は本文にゆずりますが、何にせよ人事改革のお話は取材するたび「地道が一番の近道」なのだなとしみじみ感じます。企業ごとの具体の取り組みにも言及していますので、ぜひご覧ください。