無印良品が初となる図書館併設の店舗をオープン 買い物ついでに読書が可能
コメント
注目のコメント
書店併設ではなく、図書館併設であることにはっとしました。図面を見ると、無印良品の売り場と図書館の書架がかなり隣接・融合しているように見えます。こんなアプローチが取れるのも、良品計画が進める地域密着型店舗戦略があるからこそなのではないでしょうか。良品計画は多少のコストをかけてでも、出店戦略を変革し、お金では買えない信頼を蓄積できているように思います。この信頼の力は中長期的にビジネス成果に反映されることが期待されます。
無印は「土着」を大切にしている企業で、店舗展開や商品開発からその様子がうかがえていましたが、図書館というのもひとつの手段として非常に面白い取り組みですね。
私は旅行をすると地方の図書館に足を運ぶことが多いのですが、施設の綺麗さや快適さに圧倒されることがほとんどです。オシャレでありながらも誰でも利用できる飾らない感じが、無印のブランドイメージに似ているなと感じました。無印良品のような集客力のある店舗に図書館が併設されるのは利用者にとってメリットがありそうですね。図書館に行くのは億劫だったりするので買い物ついでに利用できるのは便利です。
無印良品は地域のハブになることを目指しているとのことで、新潟県直江津市の店舗の食堂で、ラーメンを学生料金で提供していたりと、着々とそれを実現させている印象を受けます。
最近は、地域住民や趣味を共有する人たちの「たまり場」として場を機能させることが、商業施設の新機軸になっているので、無印良品はその潮流を牽引しているといった感じです。
今後、どのような機能を店舗に新たに組み込むのか楽しみです。
