[ラマラ 10日 ロイター] - パレスチナ自治政府のアッバス議長は10日、自治政府の主流派ファタハが治めるヨルダン川西岸地区を含めた完全な政治的解決があることを条件に、ガザ地区の統治に自治政府が役割を果せる可能性があると述べた。

アッバス議長は、民間人に多くの犠牲者が出ているガザ地区の状況について、イスラエルに全責任があるとした上で、パレスチナ自治政府は、独立したパレスチナ国家に基づく広範な政治的解決策の一部となり得ると指摘。「ガザ地区はパレスチナ国家の不可欠な一部だ。東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区とガザ地区の双方を含む包括的な政治的解決の枠組みの中で、パレスチナ自治政府は全責任を負う」と語った。