米労働生産性、第3四半期速報値は4.7%上昇 3年ぶり高水準
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2010年代の米国は労働生産性が低迷してきた。2010年代の平均は1%前半だ。四半期はブレが大きいとはいえ、ここもとの米国の生産性は急速に上昇している。この点は注目しておきたい。
注目のコメント
まだコロナ禍の異常が残っており振れが大きいため額面通りには受け止められません。ここ数年大きく低下した反動の面もあります。とはいえ米国の潜在成長率がバイアメリカン、チップス法、グリーン投資、戦争や日本がミサイルを買い付けるなど軍需、で上がったとする見方はあります。インフレで働く必要が生じた高齢者層も増えています。潜在成長率は、リーマン・ショックで大きく下がりました。外的ショックがあると下がるのが通例なのでコロナ禍でも下がったとイメージ的に考えられています。しかし、データを丹念に見ると、上がった可能性は十分にあると思います。
7~9月GDP成長率のやや異常な高い伸びは、UAWのストを予見した自動車関連産業が生産を前倒ししたための在庫投資増加が寄与したと言われています。
労働生産性の高い伸びもこうした特殊要因を割り引いてみたほうが良いかもしれません。