Lucia Mutikani

[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した10月の製造業景気指数は46.7と、9月の49.0から低下した。ロイターがまとめた市場予想は49.0だった。

新規受注と雇用が低調だったのが大幅低下につながった。全米自動車労働組合(UAW)による米拠点の3大自動車メーカー(ビッグスリー)に対するストライキも悪影響を与えた可能性が高い。

拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのは12カ月連続で、2007─09年に問題が顕在化した世界金融危機以来の長さとなっている。

先行指標となる新規受注指数は10月に45.5となり、9月の49.2から低下した。生産指数は50.4と9月の52.5から低下したが、50は上回った。

10月の価格指数は45.1と9月の43.8から上昇したものの、低水準が続いた。

供給業者の納入を示す指数は47.7と、9月の46.4から上昇した。

10月の雇用指数は46.8となり、9月の51.2から低下した。

UAWとビッグスリーが暫定合意に達したため、11月の製造業景況指数は上昇する可能性がある。