新NISA、人気投資信託は対象外も 隔月分配型で対応続々 - 日本経済新聞
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新NISAでは、成長投資枠でも毎月分配型の投信は対象外ですが、代替として同じ運用内容の隔月分配型の新規設定が急増しているとのことです。今まで高齢者を中心に年金の補完として毎月分配型の投信を販売してきたのが、金融庁に新NISAではダメと言われてしまったので、年金支給日のない奇数月決算の投信を設定しているようです。一時は、偶数月と奇数月の隔月分配型を作り、両方買ってもらう案もあったように聞いていますが、さすがにこれはなくなったようです。
分配型商品は高齢者を中心にニーズが根強い面があるということを全く否定するものではありませんが、以前ある証券会社で運用提案の際に顧客の分配金ニーズを確認する取り組みを強化したところ、分配金よりも値上がり益を望む顧客のニーズが顕在化したとの記事を読んだことがあります。
顧客のニーズといっても、販売員の聞き方にも左右され、例えば年1回しか貰えないのと、6回貰えるの、どちらがいいでしょうか、と聞かれたら、取り敢えず、貰えるものは貰っておこうという気になるのが一般投資家かと思います。結局分配金を使わずに再度投資をした場合、NISAの場合普通分配金にも税金はかかりませんが、成長投資枠では販売手数料などのコストがかかる場合もあり、特別分配金の仕組みまでしっかり説明すれば、違った結果になることもあろうかと思います。