「キャッシュレス率95%」の韓国、“日本比”3倍普及に貢献したフィンテック環境とは?
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キャッシュレスに留まらず、フィンテック=「金融」サービスなので、社会性・公共性の高いインフラ産業という観点からも、サービスレベルの向上や普及には海外各国の事例のとおり、官民一体となった土壌づくりが重要だということです。
日本の金融サービスは質(堅確性や安全性、網羅性)では、世界に誇るレベルだと思いますが、ガラパゴス的発展傾向が強いなと。
これを打破して質・量・価値ともに世界で戦えるレベルにするには、有望なサービスや技術、企業などをソトからウチへ受入れる体制と、日の丸ブランド、プロダクトのウチからソトへの発信体制両面の強化が必須です。以前韓国に行って感じたんだけど、タクシーでも、屋台でも、クレカのトランザクションスピードがほんと早かった印象がある。日本だと数秒待つけど、1秒ぐらいだった。
各国のキャッシュレス比率は経産省の資料によると2020年時点で韓国(93.6%)、中国(83.0%)、日本(32.5%)と、日本はかなり遅れをとっている。スマホやICカードだけで日々の生活に関する決済が成り立つと、紙幣や硬貨を持ち歩くこと自体が億劫になる。現金のみ、という支払い方法そのものが敬遠される。こうした社会の利便性や規範ができあがると、キャッシュレス以外の方法ではサービスを提供することが難しくなり、社会のキャッシュレス率は上がっていく。日本では現金の信用とかいう古い価値観や、高齢者のスマホ普及問題などがキャッシュレス化推進を邪魔している。