スタートアップ投資、VCの6割が増額計画 環境やAI強化
日本経済新聞
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私はSaaSスタートアップの資金調達をまとめるレポートをここ数年出していますが、観測出来ている件数では2019年の328社を最大に、昨年、2022年は259社に、そして、今年はそれより少ないペースで推移をしています。
もちろん他のセクターのスタートアップもたくさん存在しますが、全体的にも件数が微減傾向にあるなかで「投資したい側」の資金だけが伸びていっている感覚はあります。
VCなどはよりプロアクティブにテーマや起業家の発掘が必要になっているのではないでしょうか。個人の金融資産がスタートアップ育成に投資されるよう、金融庁側でも対応が進んできています。英国やフランスの事例では、個人からスタートアップへ投資する際の税控除が大きな成功要因となっていることも踏まえ、個人からベンチャーキャピタルへの投資時の税控除の導入について検討が進められているとのこと。機関投資家だけでなく、今後は個人からも更にスタートアップに投資しやすくなってくるのではないでしょうか。