[フランクフルト 7日 ロイター] - メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事は7日、インフレ率が予想よりも速く目標に向かって進んだ場合、ECBは量的緩和(QE)プログラムを自由に調整できるとの考えを示した。

専務理事は独紙ベルゼン・ツァイトゥングに対し「インフレ率が予想よりも早い時期に目標に到達すれば、QEプログラムの調整は不可能との決定に当然とらわれるものではない」と述べた。また目標達成が遅れた場合でもプログラムの調整は可能と指摘した。

ユーロ圏の競争力を高めるために為替レートを利用するのは欧州連合(EU)法に違反しており、容認されないとした。