ブラジル大統領、近くサウジ訪問 投資協議へ
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ルーラ大統領は9月にインドで行われたG20直後にサウジアラジアの首相であるモハメド・ビン・サルマーン王太子とも会っていますが、その場でもサウジアラビアによるブラジルへの投資の話は出ていたはずですから、今回の大統領自らのサウジアラビア行きは投資交渉をより進めることが目的でしょう。
つい先日、中国の電気自動車メーカーであるBYDがブラジル、バイーア州のカマサリにある元Fordの工場を買い取って生産を開始したニュースが報道されていましたが、そこでもルーラ大統領はブラジルがクリーンエネルギーの新しい分野でニューサウジアラビアになる、我々にはその広大な国土と自然条件があると豪語していました。
BYDの南米全域を見据えたブラジルでの工場買収と生産開始のスピード感にはあっぱれですが、ブラジル政府としてもBYDを完全に後押ししており、南米の国々ではテスラではなくBYDが一歩も二歩も先に行ってるなぁと感じます。
しかし、話を戻すと、このご時世に病み明けの大統領自らがサウジアラビアまで足を運ぶのは、ロシア、ウクライナ戦争、パレスチナ問題を鑑みると、少し意味深な気もします。ちなみにルーラ大統領はパレスチナ問題についてもどちらかというと中立な発言しかしていませんが、国連とアメリカの対応の遅さが戦争を長引かせているとコメントしています。