2023/10/23

【グラフ解説】なぜプライム上場177社が「脱落」したのか?

NewsPicks 金融ジャーナリスト
日本の「最上位市場」で、大きな変化が起きている。
10月20日、東証プライム市場の上場企業177社が、スタンダード市場へと移行した。この中にはコナカやアートネイチャーといった聞き馴染みのある企業も含まれている。
これらの企業の大半はプライム上場の基準を満たしていないため、自らスタンダード行きを申し出た形だ。
それだけではない。
プライム市場には今も、上場維持基準を満たしていない会社が110社も残っているのだ。今後はこうした企業たちの「選別」も加速していく。
では、プライム市場は旧東証1部と何が違うのか。
そして「脱落」した企業たちは具体的に何の基準に引っかかったのか。国内株式市場の大きな変化について、グラフを交えて一から解説する。
INDEX
  • 「東証1部」は多すぎた
  • 「プライム脱落」の理由
  • 「特例」の終わり
  • 未達で名証上場やMBOも

「東証1部」は多すぎた