楽天証の手数料ゼロ決断、ＩＰＯ価格に影響も－短期業績の悪化不可避
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上場審査とか市場というのはそんなに甘いものでもなく、当然ながらSBI陣営は楽天潰しに、ジュニアNISA終了間際と楽天証券上場最終審査の最中に、手数料無料をぶつけてきたわけです。周到に準備されてたと思います。下手すると利益半減するんですから、書類は大幅書き換え。審査も長引く、下手すると延期になる。すると資金調達できない。だから、みずほがナンピン買いで楽天に資金供給ってのがありそうなシナリオと思います。
楽天に大激震！？とんでもないことが起きようとしています
https://youtu.be/zSkDbolUQboリテール金融業界関係者と会話をしていると、来年からの新NISAへの移行等の追い風を受け、預貯金に偏っている個人金融資産が投資・資産運用に大きく移動する流れは殆ど全員が同意するものの、そこでリテール金融機関の収益が大きく成長するかというとそのような熱狂は感じられないというのが実際のところです。
従来型証券事業モデルや資産運用事業モデルが儲からなくなりつつあるなか、その従来型モデルを中心として成長ストーリーを描くのは非常に難しく、上場審査手続き等への影響は当然大きいと思われるものの、中長期的なスパンで証券会社グループの上場に対する市場の見方は厳しくならざるを得ないというのは変わらないのかなと感じています。楽天証券が株式取引手数料を無料化するのは、自然な流れであり、SBI証券の動きに素早く追随したのは、正しい経営判断だと思います。いずれこの方向に行くのは間違い無いので、市場も当然のアクションとして受け入れるのではないでしょうか？一方で投資家のために、投資アドバイスをする仕事は今後ますます重要になってきますき、良いアドバイスには適正なアドバイス手数料が投資家から支払われる事になるでしょう。
