米新規失業保険申請、19万8000件に減少-1月以来の低水準
Bloomberg.com
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振れの大きな統計なので、3-4週間の平均値で見るのが通例です。平均値で見ても、6月頃から下げっています。つまり、仕事を辞めて失業保険を申請する人が減っている、ということで雇用の堅調さを示しています。これと平仄が合うのが7-9月期の実質GDP成長率でコンセンサスは前期比年率で5.4%です。利上げで景気が悪化すると思われていたのに、夏場以降に逆に加速したのです。米国経済はレジリエンスが極めて強く、インフレ圧力が収まらないため、利上げをどこまで継続するか、長期金利はどこまで上がるか、が市場の注目点になっています。そして、利上げ局面が、より長く、より高くなる見通しが、株価には下押し圧力になっています。
新規失業保険申請の数字は、UAWのストの影響もあって上下変動しやすいので、これを売り買いの材料にはしにくいですね。10月の雇用統計や失業率の発表が、今度のFOMCの後になってしまうので、その代わりとして失業保険に注目する市場関係者がいつもよりは多いという程度の話でしょうか。