Supantha Mukherjee

[ストックホルム/ヘルシンキ 19日 ロイター] - フィンランドの通信機器大手ノキアは19日、コスト圧縮のため最大1万4000人を削減すると発表した。第5世代(5G)機器が振るわず第3・四半期売上高は約20%減少。ペッカ・ルンドマルク最高経営責任者(CEO)は市場が近く回復することはないと述べた。

ロイターのインタビューで「市場環境は非常に厳しい。最も重要な北米市場では、第3・四半期の純売上高が40%減少した」と語った。

「市場は中長期的には持ち直すと確信しているが、いつ回復するのかは分からない」と述べた。通年の業績見通しは下方修正しなかった。

ノキアは2026年までに8億ユーロ(8億4200万ドル)から12億ユーロのコスト削減を目標としている。従業員数は現在の8万6000人から、7万2000─7万7000人に減少するとしている。

第3・四半期の純売上高(比較可能ベース)は49億8000万ユーロで、前年同期の62億4000万ユーロから減少した。LSEGが集計したエコノミスト予想(56億7000万ユーロ)を下回った。