人間を最後に"揺さぶるもの"は、愛と執念かもしれない
GenZのたまり場
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誰かが作り上げたモノに触れると、エネルギーを感じる。論理を超えた、「良さ」を感じる。
その力の源は、何でしょうか。
それは作り手の熱意、愛、執念なのではないでしょうか?という話です。
イタリアで美術品を見まくった経験、そして編集部での取材の経験を絡めながら、考えたことをまとめました。よろしければご覧ください!
☺️以下、こぼれ話ですが。。。☺️
最近、原田マハさんの「楽園のキャンバス」を読みました。
ルソーの描いたものだと推定されている「夢を見た」という絵画。ルソーの研究家で、主人公である織絵は、本作でその真偽の判定を任されます。
クライマックスのシーンで、彼女はこの作品を真作です、と話す理由として、こう語ります。
「この作品には、情熱がある。画家の情熱のすべてが。……それだけです」
本当は、ルソーの知識なんて山ほどある。その理論を駆使して判定をすることだってできた。しかし、ルソーが絵画に込めた熱意が理論を超えて心に届いてきて、情熱があるから真作だとしか言うことができなくなってしまう。
情熱が伝わって、論理すら超えてしまう。
そんな内容のトピックスを書きながら、「楽園のキャンバス」を思い出したので、共有でした。私もイタリアに行った時に、美術館巡りを沢山しました。今まではそれほど興味がなかったのですが、あの時感じた感動はこれからもない気がします。そこから美術館巡りが趣味になったくらいには大きな影響を受けました。
何が感動させたのか、「愛と執念」という言葉選びがとてもしっくりきました。もう一度行きたいです!!