人材紹介業界を破壊する「AIエージェント」を開発したMoonhubの実力
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注目のコメント
転職エージェントさんについては、自身の顧客であったり繋がりのあるところを紹介することも多々あるので、こういうようなデータから平等にレコメンドするのは良さそうですね。
また、エージェントであったり採用する企業のインタビューまでAI化(つまり対話の部分でも代替していくこと)ができるといいですよね。マーケットデザインの大家でもあり、ノーベル経済学賞受賞者のアルビン・ロス先生も、
・厚みのある市場をすばやく機能させる（マッチング、すなわち、提示（オファー）と応答（レスポンス）を伴う市場では、双方向のやりとりが容易に行われなくてはならない。）
と論じています。
日本でも人材の流動性が高まり、転職希望者が増えてきているので、市場自体は厚みを増し始めています。（クローリングして良い場所に、自分のキャリアを公開している人は日本ではまだ極少数だと思いますが…）
厚みを増した市場ではスムーズなマッチングが難しくなるので、こういった人探しに特化したAIエージェントは需要がありそうです。一方で、日本は転職に慣れていない人も多く、まだまだ複雑性の高いキャリア相談を誰かにしたいというニーズは根強く残りそうです。転職のバリューチェーンを人とAIで切り分けてデザインできる人材紹介会社が今後伸びるかもしれませんね。「ムーンハブを利用すれば、金曜の夜にネットフリックスを見ながらAIとチャットし、5分後には気に入った候補者を50人発掘できる。これは、多くのリクルーターにとって魔法のような瞬間だ」
リクルーターを支援するだけで、採用選考に直接関わらないので、現時点ではAI規制に抵触しづらいです。しかし、スクリーニング段階でマイノリティが抜け落ちれば、AI偏見とみなされるでしょう。AI偏見対策をどのように実装したか気になります。政府のAI指針が発表されれば、AI偏見対策を公表するとおもいます。
