ECB、利下げは「かなり先」=レーン専務理事
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レーン理事はハト派寄りのECB高官とみなされており、同氏の物価安定重視の発言は目を引きます。
賃金動向に加え、夏場以降原油先物価格が上昇傾向となっており、ECB9月会合の想定(82.7ドル)を大きく上回って推移している
ことがタカ派寄りの発言につながったとみられます。次の経済見通し(12月会合)での物価見通し上方修正が警戒されます。
もっとも、8月のユーロ圏小売売上高は前月比1.2%減と市場予想(同0.3%減)を大きく下回り、GDP見通しは下方修正される可能性が
高いと考えられ、追加利上げの確度は低そうです。
金利スワップ市場は2024年6月からの利下げ局面入りを織り込んでいますが、その見方に違和感は感じません。
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