バスケ日本代表、理由なき招集辞退を認めず 一方でビジネスクラス利用など待遇改善
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今回の発表の中で、代表招集について、正しく伝わっていないことがありましたので解説します。Bリーグ規約で日本代表に招集されたら、参加しなければならないということは履行義務として定められています。また、あくまでもこのルールの適応範囲は、JBAに登録、国内でプレーする選手のみ。海外でプレーしている選手は該当しません。
今は、日本代表参加に対して多くの選手たちはポジティブだと思います。しかし、選手だけでなく、送り出すクラブもそうならないことが幾度とありました。だからこそ、ルール通りに運用するということ、罰則がないと公平性の観点からも難しいという判断から明確化しています。
日本代表で長年プレーをして自身の意思で代表引退を決意し、発表したら?という質問がありました。まず、このような選手が自身の意思で決めて、発表することは自由ですし、否定するものではありません。しかし、ルール上はここの線引きではなく、Bリーグの選手ならば、招集があった場合には参加しなければならないという前提があるということを伝えました。
しかし、そういう選手とヘッドコーチや技術委員長は会話もするでしょうし、リスペクトの上、無理やり招集することはないのではないかと思います。長年日本代表でプレーした選手ならまだしも、その他の選手が日本代表に対してどのように考えているのか、技術委員長、ヘッドコーチも全て把握しているわけではありませんし、誰もが参加する、しないを自由に選択できるような状況も違和感があります。
このような理由から、曖昧なゾーンがあることで毎度難航していた日本代表招集について、決められている招集ルールを明確化することにしました。
この一年でに多くの選手にとって目指したい日本代表になりましたので、何故今?という雰囲気があるかもしれません。しかし、この議論を始めた頃はまだバスケ界にとって大きな課題でしたし、今後のためにもこのタイミングで発表いたしました。一番大切なことは、誰もが勝ち取りたい、目指したい、選手たちにとっても価値ある、クラブとしても代表選手を抱えたい日本代表であり続けることだと思います。