東証、PBR改善対策の開示企業リストを年明け公表も-有識者が議論
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注目のコメント
東証の取り組みは本気度が高いと思います。ただ、これまでのガバナンス改革では、まずROE8%を明示したことで確かに実績として上がりました。しかし、その手段は設備投資削減、人件費削減、人的投資削減でした。これでは将来の成長の芽を摘むので、PERが下がり、PBRも下がりました。そこで次に、誤って削減した設備投資、人件費、人的投資を増やすことが必要です。ましてや人手不足、経済安全保障、脱炭素、DXと、やるべきことは山ほどあるはずです。将来の成長のための軍資金を安易に株主還元したら、命取りになることを、経営者は自覚すべきだと思います。株主還元だけを要求する不良アクティビストの言うことを聞く必要はないと思います。
東証は2024年初を目処に、資本収益性・市場評価の改善に向けた取組みを開示する上場企業のリストを開示するとの旨。
資本収益性の改善やIRの工夫で株価が一時的に改善することはあると思うが、そもそも、国内市場が縮小する中で、過去と比べれば中長期的な成長ストーリーを描ける企業は限られていると思う。
そう考えると、東証の戦略としては、有象無象の多い上場企業群から、中長期で保有するストーリーが成立する企業群を抽出し日本の株式市場を代表させることで魅力度を高め、投資家からの資金を集める、ということだと思う、
斯かる観点からは、上記の上場企業のリストは非常にセレクティブに行う必要があると思う。