[ワシントン 5日 ロイター] - ジョー・バイデン米大統領の愛犬で、2歳のジャーマンシェパードのコマンダーは職員らにかみついた一連の問題を受け、ホワイトハウスの敷地から追い出された。ホワイトハウスから追い出されたバイデン氏の「ファーストドッグ」は2匹目。

ジル・バイデン大統領夫人のエリザベス・アレクサンダー報道官が4日遅くに出した声明で「コマンダーは現在ホワイトハウスの敷地内にはおらず、次のステップが検討されている」と説明した。

米紙ワシントン・ポストは先週、米大統領警護隊(シークレットサービス)の報道官の話としてコマンダーが9月25日にシークレットサービスの職員をかみ、同様のトラブルは判明しているだけで11回目になったと報じていた。

アレクサンダー氏は声明で「大統領と大統領夫人はホワイトハウスで働いている人々や、彼らを日々護衛している人たちの安全に対して深く気にかけている。シークレットサービスと関係者の忍耐と支援に感謝し、解決に向けて努力を続けている」とも言及した。

ホワイトハウスはコマンダーの居場所や、どのような措置が取られているのかを明らかにしなかった。

コマンダーは子犬だった2021年12月にバイデン家に譲渡され、大統領にとってホワイトハウスで3匹目の犬となった。別のジャーマンシェパードのメジャーはかみつく問題を数回起こしたのを受けて3歳で追い出され、シェパードのチャンプは死んだ。