ジャニーズ事務所会見 会場に質問指名の「NGリスト」
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これだけ大きな会見を任せられるPR会社ということは他の大手企業も実績があるはず。NGリスト作成は慣れた手段の一つであったとすれば日本のジャーナリズムにどれだけの影響が及んでいたと考えれば良いのか。
注目のコメント
この会見しきっている会社、有名な会社だとか誰かいっていましたが、謝罪会見のABCが分かってなかったですね。NG記者リストをテレビカメラに映されたら元も子もないじゃないですか。マル秘資料をカメラの前にさらす人はいないですよね。それをやってしまった。ありえません。あまり経験がない会社だったのかもしれませんね。厳しい質問をする記者にはむしろ積極的に質問させ、それに対して答えた方が、会社としての信頼感は高まります。今後不祥事会見をやる場合、大いに参考になるケースだと思います。
記事を書きました。
「様々な問題を提起したジャニーズ会見～守られなかった危機管理の基本～」
https://japan-indepth.jp/?p=78529これはひどい。ジャニーズ事務所、メディアをコントロールしよう、コントロールできるという考え方から抜け出せてないのでは？モノを残すという点で危機対応としてもお粗末すぎる。一瞬を撮影したNHKはすごい。
先日の会見、私も参加しました。記者側の主張部分が長かったり、要領を得なかったり、自分が手を挙げていても当てられないのが、もどかしいこともあったのは確かです。SNS等で可視化されたので、それは各記者が反省すべき話だと思います。
こういうのは企業広報が普段の付き合いの中で顔を覚えていて、司会になった時にあくまで頭の中で、一番にあてる人を決めていたり、特定の人にはなるべく当てないようにやっています。証拠がないから記者側は文句は言っても大っぴらには批判しにくい訳です。こういう広報姿勢は記者から嫌われるので、不祥事起こると燃えやすいです。（不祥事の会見の場合、質疑時間も長くなるし、当てないと記者の不信感が高まる一方なので、目を付けられていても当たりやすくなります）
恣意的に選んでることがここまで明確に証拠として撮られると最低限の信頼関係も失われるので、次のジャニーズ事務所の記者会見は大荒れになる未来しか見えません。
追記
ジャニーズ側からのコメントが出て、事務所側ではなくPR側が作ったとの主張ですが、作成してたことは確定しました。「氏名NG」と表記があったことで誤報説もありましたが、NHKの報道は間違っていませんでした。おそらく誤植かと。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202310040001361.html
再追記
コメント欄を見ていて、記者会見の役割の変化を改めて考えさせられます。記事や映像を作成するために情報を聞き出す記者会見だったのが、YouTube含めて中継されることで、パフォーマンスの場になったり、皆さんから記者側もチェックを受ける場になりました。
数年前、別の事案の会見で私も質問の仕方に批判を受けたことがありました。反省しています。マスコミ＝第三の権力、という構図で言えば、私たちもチェックを受けるのは、良いことだと考えています。一方、中継されることで記者会見がパフォーマンスの場になるのはどうかなという思いもあります。個人的にはファクトを淡々と詰める質問をしたいです。記者会見時に、最前列の真ん中で挙手し続けたが一度も当てられず、痺れを切らして質問した記者に対して「子どもも見ているのでルールを守る大人の姿をこの会見では見せて行きたい」「落ち着いて」といった言葉をかけたジャニーズ経営陣。そしてそれに対して、本来は追及する立場として参加している記者席からは異例の拍手の発生。
児童に対して過ちを犯した企業がこのような「なだめかた」をすること自体が違和感ですし、これがもし他の児童虐待の不祥事会見だったら普通にバッシングされていたと思います。これまでメディアが加担してきた忖度や共犯性から何も変わらず、そのまま鏡写しにされた記者会見だったと思います。
最前列で指名されなかったArc Times編集長がXでその違和感を投稿されていました。
https://x.com/toshihikoogata/status/1708775014458372199
