Shinichi Uchida

[東京 2日 ロイター] - リクルートホールディングスは2日、大株主のTOPPANホールディングスによる保有株の一部売却の意向を踏まえ、自社株を公開買い付けすると発表した。市場に与える影響を抑制するための措置で、買い付け価格は前営業日終値(4609円)から10%割引の4148円に設定した。2日終値の4590円と比べても低い。

買い付け予定数は上限1300万株(発行済み株式の0.78%)、総額539億2400万円。期間は3日から31日まで。

リクルートHDの資料によると、TOPPANは3月末で2510万株(1.52%)を保有していた。

TOPPANは、同社の応募予定株式数1000万株全ての買い付けが行われた場合、2024年3月期の連結決算に投資有価証券売却益402億円を計上する見込み。業績予想については、現在精査中という。