「日本の町工場は農業になる」 シリコンバレーに26年、製造業に携わる経営者が語る、日本の危機と可能性
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注目のコメント
この人、本当に面白いなあ。シリコンバレーから見ると日本の製造業はこう見えるのね。シリコンバレーの製造業が縮小していっている理由は恐らくすぐにオフショアに流れてしまうから。シンセンなどにも徐々に中小の町工場が出てきていて段々技術力は上がっていっているのよね。シリコンバレーに進出するにはお金がかかる、というのは本当にそう。家賃だけでも驚くほど。1500万円/1人が駐在員にかかるというのもそう。部屋をシェアしてるインド人も多いと思うが、めちゃ金持ちのインド人も多い。ここのエンジニアはみんな年収1000万円スタート。駐在員とスタートアップでは覚悟が違う、というのは同意するけども、電子材料・部品メーカーの駐在員でそんな気の抜けた炭酸みたいな人とはまだ出会っていない。みんな忙しくてピリピリしてるし、本当に寝る間もない。(日本が土日の金・土曜日だけは静かなんだけどね。。。。)
ソニーのブラウン管工場などをよく知っていた人たちからすると隔世の感だろう。当時は匠の技の世界が大企業にあって、超アナログ技術が物を言う世界だったのよね。今は違う。Know howからKnow whoの時代になってきたのだと思う。アベノミクスで日本の町工場が滅びる。
生産の日本回帰の名のもとに、「ゆでガエル」状態を作り出している。
『民主党のころは海外に出ようという中小町工場が比較的多くありました。事業仕分けで補助金の出しどころを絞ったので、みんな尻に火がついて海外に活路を求めました。当時は日本企業のグローバル化の流れとしては非常によかったと思います。
しかしアベノミクスで補助金を広く出すようになって、景気も上向いたものですから、国内で仕事ができて、また安穏としてしまいました。』記事を書かせて頂きました。
シリコンバレーで直に話を聞けてよかったです。
時代は移り変わるもので、変わるものは変わります。
その変化にいかに対応できるかが全てですし、さらにいまは日本にいかに危機感をもてるか、それが大事だと思います。