[ワシントン 28日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は28日、最近のデータから中国経済に安定化の兆しが見られるとし、中国が経済改革に踏み切り、投資から個人消費への再均衡を図れば、中期的な成長を加速させられるとの見方を示した。

コザック報道官は定例記者会見で、中国は2023年も約5%の経済成長を達成できるとIMFは引き続き予想しているとし、成長率は中期的には3.5%近辺に減速する可能性があるものの、経済改革によって加速させることができるとの考えを示した。

IMFは10月10日にモロッコのマラケシュで開くIMF・世界銀行年次総会で最新の世界経済見通し(WEO)を発表する。