[ワシントン 25日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は25日、インフレ率が連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を上回ったまま推移することは、FRBの引き締め政策が物価上昇ペースを抑えるために必要以上に景気を減速させることよりもなお大きなリスクと述べた。

CNBCで「インフレ率がわれわれが望む水準よりも高止まりするリスクの方が大きなリスクだ」と指摘。「われわれはインフレ率を目標に戻さなければならない。われわれは100%のコミットメントを持つべきだ」とし、FRBは追加利上げが必要かどうかについて「耳で判断する」必要があるとした。

一方で、FRBの政策を巡る議論は「あとどれくらい引き上げるかという議論に終止符を打ち、金利をピーク水準にどれくらい維持する必要があるかという議論に変わる」とも述べた。