【盲点】AI時代こそ、「香り」に答えがある
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情報化社会の進展により、急激なテクノロジーの進化の洪水の真っ只中にいる我々。Wiredの最新刊で松島編集長がコメントしている通り、有史始まって以来、ほんとどUpdateされてない人体の五感。人体1.0。その人体が享受できる嗅覚を、ビジネスフィールドに する松栄堂さんへのインタビューには今後のHINTが、詰まっているように感じました。
あるタイミングでは時計であり、あるタイミングでは有識者の教養であった嗅覚をどのようにUpdateして、人類の生活を彩るのか。その点を歴史から紐解いて、提示される戦略は、必読だと思いました。
注目のコメント
「いくらインターネットやAIが発達しても、それは『視聴覚』の情報だけ。
五感のうち、あとの触覚、味覚、嗅覚は、原始的なまま──。」
画面をスクロールして色んな情報を得た気になっていましたが、無意識に通り過ぎている情報もたくさんあったなと気づきました。
松栄堂12代目・畑社長の香りトーク、本当に面白かったです。
ちょうど季節の変わり目なので、香りの変化を落ち着いて味わいたいと思います。我々が日々触れている「情報」は,空間的あるいは時間的に物理量を変動させることで意味のあるパターンを伝えているわけでして,視聴覚はその意味で情報を効率的に伝えやすい感覚と言えます.
一方で香りは,空間的にはほぼ均一に拡散しますし,時間的にも変動しにくいので,「情報」を効率的に伝えるのには全く向かないメディアです.ただし,海外の空港に降り立ったときのなんとも言えない「日本とは違う」という感覚とか,実家に帰ったときの懐かしい匂いとか,とにかく情動にダイレクトに入り込んでくる感覚でもあります.
近年は,エレベータに乗っているほんの5分でもスマホを開いてしまうなど,とにかく隙間の時間を視聴覚情報で埋めようとしがちな時代だと感じていまして,それゆえに視聴覚情報の海から逃れて,しばし別の感覚に気持ちを向ける時間が必要だ,というのがマインドフルネスが取り沙汰された理由かなと想像しています.その意味でお香を炊くという行為は,瞬時に別の感覚空間に入り込んで,視聴覚情報から逃れるには最適なように思います.閉眼でも得られるバーチャルリアリティ体験として,正にこの時代だからこそ今注目され活用されるべき感覚だと思います.香りには過去を思い出させる力があります。いろんな香りによって、過去の色々なシーンがよみがえります。リラクゼーションにも効きます。VUCAの時代、ちょっとしたストレスを癒すのに香りがいいかもしれません。