(ブルームバーグ): 4カ月半余りストライキを続けている米脚本家組合(WGA)は24日、ハリウッドの製作会社を代表する全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)と新労働協約で暫定合意したと発表した。

米映画会社やテレビ局の制作をストップさせていた同時ストのうち、WGAは収拾へと向かう見通しとなったが、俳優組合のストはなお続いている。

WGA組合員が新労働協約を承認すれば、5月2日に始まったストは収拾する。ただ組合員の投票は、正式書面の完成や、早ければ26日に見込まれるWGA評議会・理事会からの勧告の後になる。この間、ストは続く。

WGAは発表資料で、「われわれは強い誇りを持って、この合意はWGAの全ての分野の脚本家に大きな利得と保護をもたらす異例なものだと言える」と表明した。

WGAはストリーミングサービスからの報酬拡大を求め、5月に2007年以来となるストを実施。俳優労組の米テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAGーAFTRA)も同様の要求を掲げ、7月にストに加わった。

WGAの合意内容の詳細公表は数日後になる見通し。ただ事情に詳しい複数の関係者が先に明らかにしたところでは、脚本家側は賃上げを含む重要項目に関して譲歩を勝ち取ったという。

原題:Hollywood Screenwriters Reach Tentative Deal to End Strike (1)、Hollywood Screenwriters Reach Tentative Deal to End Strike(抜粋)

(今後の見通しや発表内容などを追加して更新します)

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