[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は21日、インフレ上振れリスクを踏まえると、ECBは一段の金融引き締めを実施しなければならない可能性があるとの考えを示した。

ウンシュ総裁はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで「一段の引き締めを実施しなければならないリスクは大きい」と述べた。同時に、2025年末にインフレ率が目標に戻るとするECBの予測について、自信を強めていると語った。

このほか、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の再投資の早期終了を検討する必要があると指摘。ただ、資産購入プログラム(APP)で買い入れた債券の積極的な売却を現時点で討議する必要はないと述べた。