[20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は9月19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。

パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。

*デュアルマンデートに焦点を絞る

*FRBは多くの領域をカバー、慎重に進めることができる

*データとリスクの評価に基づいて決定する

*実質GDPの伸びは予想を上回った

*消費支出は特に堅調

*住宅建設は活発化

*金利上昇が企業投資の重しに

*労働市場は引き続き逼迫

*労働市場の需給バランスは引き続き改善傾向にある

*名目賃金の伸びはやや緩和の兆しを見せている

*労働需要は依然として供給を上回る

*労働市場の回復は続くと予想

*インフレ率は目標を大幅に上回る

*インフレはいくぶん和らぐ、インフレ期待感は十分に制御されている

*インフレ率を2%まで引き下げるには、まだ長い道のりがある

*インフレを2%に戻すことに強くコミット

*現在の政策状況は制約的

*インフレを長期的に2%に引き下げるため、十分に制約的な政策を達成し、維持することを約束する

*FRBの予測は計画ではない、政策は適宜調整する

*FOMCごとに意思決定を行う

*不確実な要素が多い

*適切ならさらに金利を引き上げる用意がある

*インフレ率が2%に低下すると確信できるまで、金利は制約的なまま維持する方針

*インフレを抑えるには、トレンド以下の成長率と労働条件の多少の軟化が必要な時期がある見込み

*目標達成に向けできることは何でもする

*政策金利の据え置きを決定したこと、われわれが求める政策スタンスに達した、もしくは達していないということを意味するものではない

*金利が十分に制約的かどうか、判断は行っていない

*金利が適切な水準に到達したと示す説得力のある証拠を見たい

*十分に制約的との結論に達する前に、一段の進展を見る必要がある

*今回の会合で現在の政策スタンスの維持が提案され、全会一致で支持された

*経済活動が力強いことが、利上げ必要とする主な理由

*中立金利は上昇した可能性

*失業率がそれほど上昇することなく、労働市場に有意義なリバランスが見られているのは望ましい

*労働市場の幾分かの軟化が必要だとなお考えている

*ソフトランディング(経済の軟着陸)への道筋が広がったとしても、FRBに制御不可能な要因に左右される可能性がある

*ここまで来たことで、慎重に進めていくことができる

*現時点での焦点は(金利を)維持する水準を探すことだ

*今年の最後の2回のFOMCで下す決断は、完全にデータに基づくものになる

*利下げのタイミングについて、シグナルを送るつもりは決してない

*不確実性は極めて高い

*ストライキ、政府機関閉鎖、学生ローン返済再開、長期金利上昇などがリスクとして挙げられる

*全米自動車労組(UAW)のストライキは、継続される期間次第で生産、雇用、インフレに影響を及ぼす可能性がある

*政府機関閉鎖は、過去の事例を見てもそれほど大きなマクロ的な影響は及ぼさない

*エネルギー価格高が続けばインフレに影響が及ぶ可能性がある

*経済にかなりの勢いがあるように見える

*成長率は予想を上回っており、利上げが必要になっている

*過去3回のインフレ指標は極めて良好だった、ただ3回以上の良好な指標が必要なことはよく理解している

*これまで極めて速いペースで利上げを実施してきた

*適切な政策スタンスに近づくにつれ、リスクは二面的になっていく

*政策が過度になるリスクと、過少になるリスクは同等になりつつあり、適切な制約的水準を模索する必要がある

*インフレは6月にやや転機を迎えたように見える

*エネルギー価格が上昇し高止まりすれば、支出が影響を受け、インフレ期待に影響が及ぶ可能性がある

*長期利回りの上昇は成長と国債供給が主な要因、インフレ期待ではない

*将来の利下げに関するいかなる決定も、経済が何を必要としているかに基づいて行われる

*消費支出の減少を求めているわけではない

*利上げ下で経済が持ちこたえているのは良いこと

*経済が予想より好調になれば、インフレ抑制に向けさらにやらなければならないことを意味する

*GDPが予想よりも強いことについては多くの説明が考えられる

*インフレによって最も打撃を受けるのは固定収入のある人で、そのような人のために可能な限り迅速に価格の安定を取り戻す必要がある

*活発な労働市場と賃金の上昇により全体的な家計の状況は良好

*内容を追加して再送します。