[15日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は15日、ロシア極東ハバロフスク地方のコムソモリスクナアムーレに列車で到着し、軍用機などを生産する大規模な工場に向かった。ロシアのタス通信が伝えた。

鉄道駅には赤いカーペットが敷かれ、知事ら地元当局者が出迎えた。その後、金氏は工場の視察に向かったという。

同工場は最も近代的な戦闘機を製造しており、タス通信によると「スホイ35」「スホイ57」が含まれる。民間航空機も手がけている。

知事のテレグラムへの投稿によると、金総書記は軍用機の部品やジェット旅客機スーパージェット100を生産する設備を見学した。これらは輸入部品なしでの生産が可能。

このほか、スホイ35戦闘機のデモ飛行も披露された。

韓国の朴振外相は15日、北朝鮮によるロシアに対する武器供給への懸念が高まる中、両国に対し独自制裁の実効可能な選択肢について検討していることを明らかにした。記者団への発言を聯合ニュースが伝えた。

金氏は13日、ロシアのプーチン大統領と極東アムール地方のボストーチヌイ宇宙基地で対面した。