世界大恐慌よりもひどい? TikTokで話題の「静かな恐慌」
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1930年代の大恐慌(記事の「世界恐慌」)と今の状況を単純に比較するのは適切ではありませんが、現在のアメリカ経済は、以下の3点で、大恐慌とは異なる難しい課題に直面しています。
第1に、中間層の没落です。第二次世界大戦後、豊かになってきた中間層の所得が70~80年代を境に実質ベースで減少していると言われています。
第2に、しつこいインフレです。大恐慌の際、消費者物価は2割余り下落するデフレでした。
第3に、高等教育費用の高騰です。借りた奨学金を返せず生活に苦しんでいる人が多いそうです。
この3つの難題がアメリカの若者の将来不安を一段と暗くしています。日本語版にはTikTok動画が消えているので原文を読みましょう。インフレは大変ですが、資産価格は上昇しているため給与以外にバランスシートをなんとか構築していく必要があるのは日米ともに同じですね。
原文:https://www.forbes.com/sites/jackkelly/2023/09/05/viral-tiktokers-claim-the-us-is-in-a-silent-depression-worse-than-the-great-depression/私は少し前(特にコロナ禍)まで、変われないまま閉塞感漂う日本社会が嫌で海外移住を考えていました。ただ日本以上に過酷なインフレ、深刻な格差や分断、治安の悪化など最近の海外ニュースを見ていると「日本より大変そうだ」とその意欲も急速に失せてしまいました。むしろ食べ物を含めて安く治安の良い日本の方が生活も敗者復活もしやすいのでは、とすら最近は思います。