Swati Bhat

[ニューデリー 10日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は10日、ニューデリーで開かれた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の閉幕に際して声明を発表し、IMF加盟国に対して年内に出資割当額を引き上げるとともに、年間1000億ドル規模の気候変動対策計画に資金を拠出するという約束を果たすよう呼びかけた。

ゲオルギエワ氏は「ショックが発生しやすくなっている世界において経済を強化し、耐性を高めるために、年末までに出資割当額の引き上げで合意に達することが重要だ」と指摘。引き上げの合意により、「貧困削減・成長トラスト」を通じた最貧国向けの無利子金融支援に必要な資金が確保できると訴えた。

また「G20加盟国は年間1000億ドルという気候変動資金の約束において率先して範を示すべきだ」と述べた。