地球規模の「炭素税」導入を アフリカ首脳が提言
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アフリカがプレゼンスを増している。去年のCOP27でも、ロス&ダメージの枠組みについて話し合われた。今度のCOP28でも話し合いがなされ、根本的な対策が進むことを期待する。
アフリカ初となる「気候変動サミット」がこの3日間ナイロビで開催されていました。ボランタリーな民間ベースのカーボンクレジットを2030年までに19倍に増やすといったイニシアチブも発表されましたが、最後の「ナイロビ宣言」では、世界的な気候変動費用の捻出のため、世界共通の炭素税の導入が提案されました。11月にUAEで開催されるCOP28で議論となります。
炭素税のソースとしては、化石燃料取引、海上輸送、航空といった炭素排出取引の他、EUの金融取引税(FTT)が挙がっています。この税収を、炭素排出量が多くないにも関わらず気候変動の影響は大きく受け、かつ脱炭素対応に多額の出資を迫られている富裕でない国々へ融通することで、世界の脱炭素の進展を進めるという考えです。