【徹底検証】1年で880店、chocoZAP「爆速拡大」の舞台裏
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チョコザップが該当するかは分かりませんが最近急増している一般的な24Hジムやパーソナルジムの仕組みはこうです。
◾️なぜ急増できるのか?
不動産オーナーによるFC展開です。特に地方の不動産オーナーの食い付きが顕著です。駅近好立地は良いけどそれ以外は空き家率は非常に高く不動産オーナーも頭を悩ませています。そこに登場したのがフィットネスで収益が上げて家賃分+αを回収するという仕組みです。不動産オーナーからすると家賃分が回収できればまずOKという考え方です。実際に出店されてるのは住宅エリアの半地下、築古物件が多いですよね。
◾️初期費用が安い
上記にも繋がりますがフィットネス事業はみなさんが思ってる以上に初期費用は安いです。ある全国展開するパーソナルジムのFC出店にかかる初期費用は300万です。内装はほぼ初期状態のまま。器具はホテルにあるような高機能な外資の良いやつは高いですが、案外安いしリースもあるのです。300万でもお釣りがくるような価格です。
◾️ランニングコストが低い
FC展開で多い業界は、コンビニ、飲食、塾、車です。どれも仕入れがあり、在庫があり、何よりスタッフの教育コストと人件費が高いです。フィットネスジムは上記どれにも当てはまりません。
正直、机上の計算をすればするほど「金のなる木」です。これが買い切りのスポットビジネスなら良いですが、フィットネスジムというのはサブスクのストックビジネスです。サブスクは顧客満足度を常に高めないと失敗しますから、顧客体験を高め、ファンを増やす必要があります。これが映画や音楽などのエンタメなら良いですが、人の健康に関わることですから、顧客満足度、LTVを本当に大切にしたビジネスにしてほしいと願うばかりです。
注目のコメント
気づいたらそこらじゅうにあった「ちょこザップ」。久々に「デューデリだん!」的スタイルでそのビジネスの実力を検証します。
「デューデリだん!」ご存知ない方はこちら
https://newspicks.com/movie-series/72/
※長らくお休みしていましたが、ときどきまたこんな形で出来ればとおもってます。覚えていてくれた方、ありがとうございます。
僕も自宅で軽い運動を始めたばかりで、仕事しながら自分を律して毎日続ける苦しさもやや感じていたので、3000円という値段で気軽かつ運動せざるをえない「場所」ができるならいいかも、と思っていました。
実際お店や関係者の方への取材をしてみて、値段や手軽さはきっかけで、続くかどうかは結局自分の意志だよな、と当たり前の結論に至りました。
ただRIZAPも「科学的マーケティング」と自らうたっている通り、相当な検証を繰り返しているそうで、解約率を下げている実績やRIZAPでの経験からある程度続けさせるノウハウがあるのだとも思います。
継続率がこのビジネスの成否に関わってくるのは間違いなく、そのあたりを2日間動画とテキストで検証していきます。ライザップが手掛ける小型ジム「チョコザップ」が凄まじい勢いで増えています。サービス開始から1年強で店舗数は900超え。私の家の近くにも気づいたらできていました。
会員数は1年で80万人となり、それを表すグラフは凄まじいうなぎのぼりを描いています。
友人の1人も入会したそうで、聞くとワイシャツ&革靴のままショルダープレスやチェストプレスをやっているそうで、「ホンマかいな」と思っていたのですが、実際にジムに行ってみるとホンマでした。
常識破りなのはそればかりではなく、脱毛やエステといった、これまでのジム像では考えられないサービスがたくさんついています。
この爆発的な増殖の裏側で何が起きているのか。徹底取材してきました。