英ハロッズ、上海に初の会員制クラブ 中国高級市場で存在感強化へ
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ハロッズは2010年にカタールの政府系投資ファンドに売却されています。
以後、中国の巨大な市場をメインターゲットのひとつにしています。
それ以前にアルファイド氏がオーナーだったころから、イギリス政府や王室との確執が続き、息子とダイアナ妃の事故を機に「英王室御用達」の百貨店ではなくなりました。それからはイギリスの歴史遺産を利用しながらも、本来の意味で英国的ではないデパートになりつつありました。
会員制クラブはイギリスのジェントルメンズクラブの歴史遺産を使ったものと想像されますが、実態がどの程度、伝統につながっているのかは疑問です。むしろ中国富裕層の上昇志向(グローバル富裕層ネットワークにおける文化的承認希求)に付け込んだものとも見えます。
それはそれで莫大な利益を生むと推測されるので、高度資本主義化の高級品市場戦略としてはいいんじゃないですか。百貨店らしさを研ぎ澄ます試み。可能性を感じる。多くの消費者は百貨店とSCの差はさほど意識していなく、同じマーケットにいる認識。そこから飛び出す百貨店は発想としてある。変にEC始めるとかよりわかりやすい。