[29日 ロイター] - 今週開幕したテニスの四大大会最終戦、全米オープン(OP)女子シングルスでは、イガ・シフィオンテク(ポーランド)ら5選手が優勝候補としてタイトルを目指す。

世界ランキング1位のシフィオンテクは昨年の同大会を制し、今年も優勝の最有力候補。ただ、2022年のような圧倒的な強さは影を潜め、73週連続で保持している世界1位の座を失う可能性も出ている。

シフィオンテクは今年、全仏OPを含むツアー最多4勝を飾っているものの、全米OPの前哨戦2大会では準決勝で敗退した。

世界2位でベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカは、そのシフィオンテクから1位の座を奪うチャンスを手にしている。今年の全豪OPを制し、一時は越えられない壁として立ちはだかったシフィオンテクとの差も徐々に縮めている。

今年の四大大会では17勝2敗、全仏OPとウィンブルドン選手権ではベスト4入り。力強いサーブの正確性が増しており、得意とする全米のサーフェスで飛躍する可能性もある。

世界4位のエレーナ・リバキナ(カザフスタン)は、全米OPを前にコンディションに不安を感じさせたもののハードコートでは実績があり、今季はそのサーフェスでシフィオンテク、サバレンカの両選手を破っている。

そのほか、世界6位のコリ・ガウフ、同3位のジェシカ・ペグラも地元開催の四大大会で期待が高まっている。